V6 LIVE TOUR 2017『The ONES』感想レポート②

 

nnnrrr.hatenablog.com

 

 続きです。

今回は7曲目『Answer』~13曲目『Believe Your Smile』まで。

 

7、Answer

これから『進撃の巨人』でも始まるんじゃないかというような、おどろおどろしいブリッジを挟んで、スポットライトに照らされた坂本くんが登場。下手側を向いて叫ぶようにして歌う坂本昌行のシルエットのかっこいいこと・・・。坂本くんって本当に歌うことが好きなんだなぁというのが良く伝わってきました。

健くんがパンフレットのインタビューで、『見せ場を3か所はつくりたい』と言ってるんですけど、その1つは間違いなくここだと思います。

まず可動式モニター。会場によって違っていたと思うんですけど、横アリで最大10枚くらい使われていた気がします。その時歌ってるメンバーが全てのモニターに全く同じアングルで映し出されるという、かなり贅沢な使い方をされていました。どうやってあんなに多くのモニターが出てきたのか、どうやって仕舞われていったのかが全く思い出せません。天井に吸い込まれていったのかな?とにかく最新技術ってすごい。

あとは何と言っても特効の豪華さ。間奏に入ると同時にステージ上部から火花が旋回しながら散ってきて(通称『花火』)、そっちに目を奪われていると今度は下から火柱が音に合わせて何度も何度も出てくるんですよ。私の記憶違いかもしれませんが、回を重ねるごとに増えていった気がします。静岡初日、センステ正面のスタンド席で、その距離でも熱気と火薬の匂いが伝わってきて、同行の方と「あっつ」とか「くっさ」とか言ってたんですけど、私たちなんかよりもっと近くにいるメンバーはどれだけ熱くて臭かったんだろう。

メンバーもこの演出がお気に入りだったのか、みんな『花火』と呼んで親しんでました。特にイノッチがよく客席に向かって「どうだった?夏ぶりの花火」とか聞いてくれてました。あとちびっ子に向かって「花火見れてよかったね~。綺麗だったでしょ~?」とか言ってたから、多分イノッチはかなりお気に入りだったんだと思います。

細かいところだと、メンバーがそれぞれ乗ってるステージの下部が、その人が歌う時だけメンバーカラーに光ったりするのも見ていて楽しかったです。遠い席の時にはとても助かりました。私は遠くても肉眼で観たい派なので、あまりにも遠すぎるとどこに誰がいるのか判別できない時とかもあったんですけど、この仕掛けのおかげで「今歌ってるのは誰か」が一目瞭然でした。あと単純に、複数人が歌ってるパートとかだと、どこで誰が歌ってるのかって、わかりづらかったりするじゃないですか。その問題を解決してくれていたのが非常にありがたかったです。こういうのはどんどん取り入れていってほしい。 

この曲は6人6様に気持ちを込めて歌っていたので、できれば全員観ていたかったんですけど、どう考えても目の数が足りないので、気づいたら自担ばかり目で追ってました。自分のパートじゃないところでリズムを刻んでる仕草がものすごく様になっていて好きでした。他のメンバーも1人1人集中してみたいので、マルチアングルが欲しい。

終盤に向かって声の大きさと比例して全身を使って狂ったように歌い上げる様子を見て、V6って表現者なんだなということを強く実感させられました。まるで魂から叫んでいるかのような力強い歌い方に酔いしれました。これほどまでに最高のファンサービスを体験したのは生まれて初めてです。見ている私たちまで自然とペンライトを振る腕に力が入ってしまって、会場全体で盛り上げようとしている空気がすごく居心地のよい空間でした。

個人的には、この曲の演出ってすごい希望に満ち溢れているなと感じています。坂本くんの「踊らないV6もかっこいいんじゃないか」という思いつきから、バラードでも華麗に舞ってしまうV6にしては本当に珍しく、まったく踊らずに歌の表現だけで勝負するというチャレンジングな演出になっているんですけど、これがもう成功なんてもんじゃなくて大成功。「V6は踊らなくても十分かっこ良さを表現できる」ということが証明された瞬間。

V6は今のところまだまだ踊り続けてくれていますけど、でももうすでに「平均的な40代男性」の体力では不可能といえるような領域まで来ていると思っています。言ってしまえば、いつ踊れなくなってもおかしくない。V6がこの先も続いていくと言うのならば、今までのように踊りっぱなしのコンサートは難しくなる時がいつか必ず訪れるはず。でも今回のツアーで、1曲まるまる踊らなくてもファンを惹きつける演出が可能だということを証明してくれました。

V6の未来、明るすぎません?20年という一区切りを終えて、また新しい扉を1つ開けてくれたような感じです。この曲が新たな10年のきっかけとなりますように。 

 

 8、Remember your love

今回のセットリストの中で1番演出に度肝を抜かれたというか、MVとのギャップが激しいと感じたのがこの曲です。健くんが何度も「歌詞にこだわった」と言っていた通り、MVでは歌を聴かせることをメインとしていて、振付は一切なく『静』のイメージが強いものとなっていました。ところが、まぁコンサートでは踊る踊る。歌詞の世界観をそのまま落とし込んだような振付になっていて、とても美しかったです。個人的にこの曲のダンスが1番複雑で難しいなと思いながら見ていました。1フレーズでそんなに動く?ってくらい、とにかく動き回る。この曲のダンスだけは最後までほとんど覚えられなかったです。悔しい。

残念ながらほとんど覚えてはいないんですけど、それでもいくつか印象的な振りがありました。まず出だしの『紙屑の様に まるめちゃあ 君に投げつけてた』って心をくすぐられるような歌詞があるんですけど、メロディに合わせて手を上からヒラヒラさせながらゆっくり降ろしていく、まるで「紙屑が舞っている様子」をそのまま表したような振りとか、『胸にささる針を抜く』ってところで本当に胸から針を抜くような振付になっていたりだとか。これは一部に過ぎなくて、ほとんどの振りが歌詞をストレートに表現したようなものになっていたので、ダンスからも歌詞に重きを置いていることが伝わってきました。

この曲の好きなポイントの1つに『同じフレーズが多用されていないところ』が挙げられるんですけど、ダンスにもそれが反映されていたのが驚きでした。普通、サビとかだと1番と2番の歌詞が多少違ってもダンスは同じってことが多いじゃないですか。でもこの曲では、サビでも歌詞が異なればダンスも異なるんですよ。つまり1曲における振りの数が異常に多い。約4分間、サビの一部を除いて全部違う動きをしてるんです。覚えるの大変だっただろうなぁ。三宅健のこだわりがすごい。

健くんはここ最近ずっと、「いかにメンバーを踊らせるかが僕の役目」と言ってくれていて、それをきちんと有言実行してくれているところが本当にすごい。健くんによると、踊りたがらないメンバーもいるんですって。そりゃそうですよね。だって踊らなくても盛り上げる方法はいくらでもあるんだもん。ダンス曲が増えるということは、『覚えることが増える』、『練習時間が増える』、『体力の消費が増える』と、メンバーにとってはデメリットの方が多い気がします。それでも、「ファンが望んでるのは僕らが踊っている姿」ということを健くんは頑なに信じていて、『ファンのために』嫌がるメンバーを説得し続けてくれているんですよね。

健くんがよく『アイドルの鑑』と評される所以は、こういうところなんだろうなと思います。自分を犠牲にしてまでファンの期待に応えてくれるところ。

健くんの言う通り、V6のファンってやっぱりV6が踊ってる姿が1番好きだと思うんです。少なくとも私はそうです。V6のファンになってから、常に『今のV6』が最高にかっこいいと思ってます。それは、V6が常に自己べストを更新し続けてくれるから。彼らは「年齢のわりに踊れてるね」なんてお世辞は一切求めていなくて、むしろ年を重ねれば重ねるほど難しいことに挑戦していって、留まるところを知らない。私たちはあまりにも普段からその姿を見慣れすぎていて、なかなか気づけないでいるけれど、よく考えたら当たり前じゃないんですよね。そういう『進化し続けるV6像』には、間違いなく健くんの思想が色濃く反映されているんだと思います。

話が逸れまくりましたが、要するにV6に健くんがいてくれてよかったという話です(急に雑)。これからも健くんのこの考え方にずっとついていきたいし、まだまだ色んな景色を見せてほしいと思ってます。

 

9、Round & Round

『ヴァーチャルとリアルの融合』というテーマの通り、6人の動きと映像が見事にリンクした演出でした。THE・長野博プロデュースという感じ。

前回のコンサートでも、曲と曲との間のつなぎで背景と6人の動きがリンクする演出があったんです。見ている時は気づかなかったんですけど、どうやら長野くんがその演出に携わっていたそうなんですよね。私が知ったきっかけというのも、DVDの特典映像の中で剛くんが「あれ長野くんが考えたやつ」って言ってくれたからで、剛くんのこの発言がなかったら多分私は今の今までこの事実に気づかないままでした。初めて知った時は結構衝撃で、「長野くんそういうのが好きなのか・・・!」という感覚でした。

前回のツアーの演出では、背景にカクテルグラスのようなものが出現して、メンバーの動きに合わせてカクテルグラスの中の液体が弾けて次の曲が始まるというものでした。今回のこの曲の演出では、メンバーが手で大きな円を描く動きに合わせて背景にも円が登場して、その中に液体が注ぎ込まれて動きとメロディに合わせて弾けるという、前回と構造的には似ているものだったんですけど、クオリティが格段に上がっていました。特に液体が弾ける描写がとんでもなくリアルで思わず目を奪われました。

他にも、まるで背景にメンバーが吸い込まれていくような動きとかもあったんですけど、全体的に長野くんがこの曲を通して伝えようとしているメッセージは壮大すぎて難しいなと思いました。少なくとも私の小さな頭では理解が追いつかない。とりあえず長野くんが『バーチャルとリアルの融合』というテーマに関して、すごく情熱を注いだ作品なんだなということは伝わってきました。長野くんの頭の中がとても気になる。

メンバーも長野くんが今回プロデュースしたこの曲を聴いて、みんな口々に「意外だった」って言ってるんですけど、22年間も一緒に過ごしてきた人たちにさえも、そんなセリフを言わせてしまう長野博って、いったい何者なんだろう・・・。

 

10、刹那的Night

初日、会場に入った瞬間センステ上部に巨大なシャンデリアみたいなものがぶら下がっていて、これは一体何に使うんだ・・・?と不思議に思っていたらここでした。あんな巨大な装置、ここでしか使わないのめちゃくちゃもったいないと思ってたんですけど、この1曲でのインパクトがすごい。ていうかあれはもはや照明というよりも檻と言った方が正しい。

この曲はツアー中に(それもかなり序盤)Mステでも披露されて、イノッチ曰く「六本木中から集めてきた」ってくらいミラーボールが多用された派手なセットが組まれていたんですけど、それを優に超える派手さ。見せ場のスパンが短すぎて落ち着く暇がない。

今回、何度がセンステ付近の席に入らせていただいたんですけど、その時の景色を強烈に覚えてます。ステージが回転する仕掛けになっているので、ただひたすら一点を見つめて目の前を通り過ぎていくメンバーたちを眺めていました。この感覚、あれに似てるなと思いました。『エレクトリカルパレード』。Twitterではみんな『回転ずし』って呼んでたんですけど、私はあの豪華さに敬意を払って『エレクトリカルパレード』と呼びたいです。

この曲の見どころはやっぱり間奏の激しさだと思ってます。動きが俊敏すぎて目の前で何が起こっているかが全く理解できない状況。冗談抜きで、まばたきしている間にも目の前のメンバーが入れ替わっているくらいのスピード感。自分の感覚が信じられなくなって、それこそヴァーチャル空間を体験しているような気分でした。照明の切り替えも早くて、今度WOWOWで放送されるんですけど、フラッシュ効果で気分を害される方が出ないかと勝手に心配してます。

間奏の激しいダンスの直後のサビが解放感に溢れててめちゃくちゃかっこいいんですけど、このかっこよさを語るには語彙力が足りないので、是非11月25日、WOWOWさんでお確かめください(ダイマ)。

 

11、COLORS

これまでとは違ってド派手な装置はなく、歌を聴くことに集中させてくれる演出になっていました。

すごい心をこめて歌詞を大切にしながら歌ってくれてるのが伝わってきたんですけど、どうしても『仮面を外した姿 人に笑われるのが怖いの?』と歌う自担に「今年のあなたが言うな」とツッコみたくて仕方なかった・・・。逆に2番の『偽りのない僕を さらけ出して行くんだ』の説得力はすごかったですけどね。

サビで人さし指を前方に突き出して左右に揺らす振りがあるんですけど、坂本くんの指の動きと表情がもう美しすぎて・・・。あの瞬間の坂本くんの人さし指に恋しました。 

 

12、by your side

13、Believe Your Smile

ここからアリーナにトロッコが出現、お手振りタイムに突入。1曲で3人ずつ半周まわってくれるので、2曲目が終わるころには全員が会場を1周してくれていました。

それにしても、お手振りタイムにこんなド直球のアイドルソング採用してくるとか天才かな。しかもよりによってこの2曲とは。この2曲、歌詞の内容が『過去』と『未来』の関係になっていて、時系列でいうと『Believe Your Smile』→『by your side』なんですけど、あえて逆の順番にしたのが気になります。

演出についてはこれ以上特に書くことが無いので、思い出を少し紹介させてください。

・名古屋初日、10列前くらいを通ったイノッチからものすごい熱気が放たれてました。その日のMCで坂本くんが「夏に着るような衣装じゃない!」と嘆いていたのも納得。

・同じく名古屋初日、私の前の席のお姉さんが持っていた『イノッチ バーンして!』といううちわを見つけて、「俺?」みたいな顔した後にゆっくりいたずらっぽい笑顔になって、片手で軽くバーンしたイノッチが超かっこよかったです。

・福岡2日目、ちょうど長野ポイントが盛り上がっていた時期だったのもあって、長野くんが通ったブロックの手の振り方が異常でした。それに神々しい笑顔で応える長野くん・・・。あと、このタイミングではないけれど、花道移動中でも長野くんが会場を煽ると、長野くんが通ったところから全員長野くんと同じ動きになって、それを見届けた長野くんが「よろしい」と言うように無言で頷くという光景も見られました。腕一本で会場全体を自由自在に操る長野博様は偉大。

・横浜初日、長野くんが乗ったトロッコが不安定で、安定するまで不安そうに柵にしがみつく長野くんがレアでした。

・横浜2日目、外周真横の席にてイノッチが目の前を通過した瞬間、思わず「脚が・・・脚が長い・・・!」と心の声が漏れてしまっていた後ろの席のお姉さん。わかる。

・全日程通して、手で眼鏡つくって会場見渡しながら「ちゃんと見えてるよ~」って言ってくれる自担がアイドル全開すぎてしんどかったです。

すごく偏った思い出しかなくてすみません・・・。汗を滴らせながら笑顔で手を振ってくれる姿は全員かっこよかったです。

 ビリスマのアウトロに合わせてメンバーがメインステに帰ってくるんですけど、静岡初日、横アリの直後だったからか、メインステに早く着きすぎてしまって「もうちょっと手振れたのにな・・・」としょんぼりする健くんがやっぱりアイドルの鑑でした。

 

それでは、続きます。